食の街・ソウルで今、あえて食べ歩きに出かける理由
ソウルには、古くから愛され続ける市場の熱気と、次々と誕生する新しい食のカルチャーが混在しています。円安の影響も少し落ち着き、再び身近な海外旅行先として注目が集まる今、ただ観光名所を回るだけでなく「食べる」ことそのものを目的に旅を計画する人が増えています。ソウルの食文化を肌で感じ、路地裏の味に触れる、そんな食い倒れの旅を1泊2日で体験してみませんか。
伝統市場の熱気と洗練された路地裏のコントラスト
初日は、ソウルの食の原点ともいえる市場を巡りつつ、午後はソウルらしい路地裏の空気感を楽しみます。移動の基本は地下鉄と徒歩。市場とカフェを交互に組み合わせることで、お腹の空き具合を調整しながら回るのがコツです。
広蔵市場
旅の始まりは、ソウルで最も古い常設市場の一つであるここから。アーケードの下には数え切れないほどの屋台が並び、ピンデトック(緑豆チヂミ)を焼く油の香ばしい匂いが漂っています。
朝から多くの地元客や観光客で活気にあふれており、まずはここで軽めの朝食を。屋台のベンチに座り、目の前で調理される様子を眺めながら、熱々のトッポギや麻薬キンパを頬張るのがこの市場の醍醐味です。季節を問わず、活気あるソウルの朝を肌で感じることができます。
南大門市場
広蔵市場から移動して、ソウル最大規模の総合市場へ。ここは食料品だけでなく、日用品や衣料品も扱うカオスな空間です。細い路地には「カルグクス横丁」などがあり、所狭しと並ぶ店先で職人が手際よく麺を打つ姿が見られます。
歩き回るうちに、韓国の家庭的な料理の数々に目移りするはず。小腹が空いたら、行列のできるホットクの屋台に並ぶのもおすすめ。甘いシロップが溢れ出す熱々のホットクは、食べ歩きの定番です。
광장싸롱 1961(クァンジャンサロン イチキュウロクイチ)
市場の喧騒を少し離れ、落ち着いた空間でランチを。ここ「광장싸롱 1961」は、どこか懐かしさを感じる店内で、ゆっくりと食事を楽しめる場所です。
市場で買い食いしすぎた後の休憩地点としても最適。メニューには、伝統的な味をベースにしながらも、現代的なエッセンスを加えた料理が並びます。一息つきながら、午後の予定を立てるのに適した隠れ家的な雰囲気です。
益善洞 韓屋カフェ通り
午後は、昔ながらの韓屋(ハノク)をリノベーションしたおしゃれなカフェやショップが並ぶエリアへ。古い街並みを活かしつつ、モダンに生まれ変わった空間は、歩いているだけで気分が高まります。
個性的なカフェが多く、どこに入ろうか迷うほど。特に週末は多くの人で賑わうので、少し時間をずらして訪れるとスムーズです。季節ごとに店先の飾り付けも変わるため、何度訪れても新しい発見があるスポットです。
동묘벼룩시장(東廟フリーマーケット)
次に訪れるのは、古着やレトロな雑貨が所狭しと並ぶ東廟のマーケット。ここはドラマのロケ地としても知られており、独特の昭和レトロならぬ「韓国レトロ」な雰囲気が漂っています。
掘り出し物を探しながら歩くのは、宝探しのような面白さ。市場の食べ歩きとは一味違う、ソウルのディープな一面を覗くことができます。多くの高齢者や若者が混ざり合って歩く、ソウルでも独特の空気が流れる場所です。
개뿔(Cafe Gaebbul)
夕方、少し足を伸ばして訪れたいのがこちらのカフェ。梨花洞壁画村の近くに位置し、高台からソウルの街並みを見下ろせる絶好のロケーションです。
夕暮れ時、街に明かりが灯り始める時間は格別。歩き疲れた足を休めながら、眼下に広がる景色を眺める時間は旅のハイライトになるはずです。落ち着いた空間で、今日一日の出来事を振り返りましょう。
新鮮な魚介と路地裏の隠れ家グルメを追い求めて
2日目は、ソウルの海鮮グルメと、地元の人々に愛されるディープなスポットを中心に巡ります。朝から市場で新鮮な食材に触れ、最後は落ち着いた雰囲気の店で締める構成です。
노량진수산물도매시장(鷺梁津水産市場)
ソウルで海鮮を食べるなら外せないのがここ。早朝から競りが行われるこの市場は、常に活気に満ちています。1階の鮮魚売り場で魚介類を選び、上の階の食堂で調理してもらうスタイルが一般的です。
刺身はもちろん、タコの踊り食いや、辛いスープのメウンタンなど、新鮮だからこそ味わえるメニューが豊富。市場独特の威勢のいい声が飛び交う中で食べる海鮮は、格別な味わいです。
노량진컵밥거리(鷺梁津カップ飯屋台通り)
水産市場のすぐ近くにある、手軽な食の聖地。受験生が多いこの街ならではの、安くてボリュームたっぷりの「カップ飯」を販売する屋台が並んでいます。
キムチチャーハンやスパムなど、様々な具材をカップに詰め込んだスタイルは、まさにソウルのストリートフードの真骨頂。歩きながら食べるカップ飯は、ここ鷺梁津の風景の一部です。
가양칼국수버섯매운탕(カヤン カルグクス ポソッ メウンタン)
ランチは地元客で賑わう名店へ。ここはキノコたっぷりの辛いスープが看板メニュー。鍋の中でクツクツと煮えるスープと、コシのある麺の相性は抜群です。
野菜をたっぷり摂取できるので、食べ歩きの合間の食事としても嬉しい一品。締めのポックンパ(炒飯)まで食べれば、お腹も心も満たされること間違いありません。
漢江ビューカフェ
午後は、ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)を眺められるカフェでリラックス。川沿いのカフェは、開放感があり、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
天気の良い日はテラス席がおすすめ。風を感じながらコーヒーを飲む時間は、贅沢なひとときです。場所によって見える景色が異なるので、お気に入りのスポットを見つけてみてください。
대신시장(デシンシジャン)
旅の締めくくりに訪れるのは、観光客にはあまり知られていないローカルな市場。地元の生活感あふれる空間で、市場の日常を垣間見ることができます。
派手な観光地ではありませんが、その分、ソウルの等身大の暮らしを感じられる場所。夕方には地元の人々が夕食の買い出しに来る姿が見られ、どこか懐かしい風景が広がります。
단아(ダナ)
旅の最後は、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめるお店へ。洗練された料理と心地よいサービスが待っています。
これまでの食べ歩きで食べたものとはまた違う、丁寧な手仕事が光る一皿に出会えるはず。旅の余韻に浸りながら、ゆったりと最後の夜を締めくくってください。
このコースを自分用に
今回ご紹介した1泊2日の食べ歩きコースはいかがでしたか。このルートをベースに、自分のペースや好みに合わせて、TabipitaのAI自動作成機能を使えば、あなただけのオリジナルプランをすぐに作成できます。気になるスポットを入れ替えたり、滞在時間を調整したりして、理想のソウル旅を形にしてください。
