SNSを中心に「絶景ランキング」で上位に選ばれ、瀬戸内の空と海の青さが改めて注目を集めている愛媛のしまなみ海道。今治周辺へ遠征し、天候に恵まれた日には息をのむようなパノラマが広がるこのエリアは、今こそ訪れる価値のある場所です。自転車で橋を渡る爽快感と、歴史ある街並みを巡る旅のヒントを提案します。

Day 1

今治の海風と歴史を辿るサイクリング

初日は今治市内を拠点に、しまなみ海道の玄関口である来島海峡大橋周辺を巡りながら、歴史ある名所や地元の食を体験します。まずは自転車で風を感じ、夕方は今治の繁華街で土地の味を楽しむ充実した1日です。

来島海峡大橋

来島海峡大橋
時間帯午前(9:30〜11:00)
ジャンル観光地
評価★ 4.4(87件)・Googleマップ

しまなみ海道の象徴とも言える、世界初の三連吊橋です。自転車で橋の上を進むと、眼下には複雑な潮流が渦巻く来島海峡が広がります。橋の上は遮るものがなく、瀬戸内の潮風をダイレクトに全身で受けることができます。

橋のたもとにある「サンライズ糸山」でレンタサイクルを借りるのがおすすめです。ここから橋へ向かう坂道は少し勾配がありますが、上りきった先に見える、島々と海が織りなす景色は、それまでの疲れを忘れさせてくれるでしょう。特に天気の良い日には、空の青と海のコントラストが鮮明で、カメラを向けずにはいられません。

相の谷古墳群

相の谷古墳群
時間帯昼(11:00〜12:30)
ジャンル観光地
評価★ 3.0(1件)・Googleマップ

来島海峡大橋を楽しんだ後は、少し内陸へ足を運び、静かな時が流れる古墳群を訪れます。ここは古代の豪族が眠る地として知られており、木々に囲まれた遊歩道を歩きながら、歴史の重みを感じることができるスポットです。

自転車を置いて歩くことで、大橋周辺の喧騒とは対照的な静寂に包まれます。木漏れ日の中、苔むした石室や古墳の形を観察していると、古代の瀬戸内海がいかに重要な交通の要所であったかに思いを馳せることができます。春先や秋口など、気候の穏やかな季節に訪れるのが最適です。

三代目鳥メロ 今治ドンドビ店

三代目鳥メロ 今治ドンドビ店
三代目鳥メロ 今治ドンドビ店三代目鳥メロ 今治ドンドビ店
時間帯昼(13:00〜14:30)
ジャンル居酒屋
予算2001~3000円

営業時間

  • 月~木・日・祝日
    17:00–翌00:00L.O. 23:30
  • 金・土・祝前日
    17:00–翌01:00L.O. 翌00:30

古墳群を巡って少しお腹が空いた頃、今治駅近くの市街地へ戻り、ランチをとります。活気ある店内で、ジューシーな焼き鳥や鶏料理を楽しめるのがこのお店の魅力です。

今治は「焼き鳥の街」としても知られていますが、こちらのお店では、こだわりのタレや塩で味付けされたバラエティ豊かな鶏メニューを味わえます。午後のサイクリングや観光を控えている場合は、軽めのセットを選ぶと午後の活動も軽快に動けます。地元の方々も多く利用するお店で、旅の途中のエネルギーチャージにぴったりです。

南光坊

南光坊
時間帯午後(14:00〜15:30)
ジャンル寺院
評価★ 4.2(466件)・Googleマップ
住所愛媛県今治市別宮町3丁目1

午後は、四国八十八ヶ所霊場の第五十五番札所である南光坊へ。今治市街地の中心部にありながら、門をくぐると厳かな空気が漂います。境内には落ち着いた佇まいの本堂があり、静かに手を合わせる参拝客の姿が絶えません。

ここを訪れると、今治が古くから交通と信仰の拠点として栄えてきた歴史を感じ取れます。サイクリングの合間に、あえて自転車を降りてこのような寺院を巡ることで、旅に深みが生まれます。特に夕暮れ時の境内は、一日の締めくくりに向けた静かなひとときを過ごすのに適しています。

今治城

今治城
時間帯午後(16:00〜17:30)
ジャンル観光地
評価★ 4.2(5,195件)・Googleマップ

南光坊からほど近い場所にある今治城は、海水を堀に引き込んだ「海城」として知られています。藤堂高虎によって築城されたこの城は、三重の堀が特徴的で、かつての海上交通の要衝を守るための工夫が随所に見られます。

現在の天守は再建されたものですが、その堂々たる姿は今治の街のシンボルです。城の敷地内を散策すれば、高い石垣と堀の広さに圧倒されます。夕刻にはライトアップされることもあり、昼間とは異なる表情を見せます。サイクリングの最後に、歴史的な建造物を眺めながら一日を振り返るのに最適な場所です。

新味鳥 常磐店

新味鳥 常磐店
新味鳥 常磐店新味鳥 常磐店
時間帯夕方(18:00〜19:30)
ジャンル居酒屋
予算2001~3000円

営業時間

  • 火~日・祝日・祝前日
    18:00–23:00L.O. 22:30

今治の夜は、地元で長く愛されているこの店で締めくくります。今治の焼き鳥文化を代表するような、親しみやすくも本格的な味わいを提供しています。カウンター越しに焼き上がる香ばしい匂いが食欲をそそります。

「鉄板焼き」という、今治焼き鳥独特の調理法で提供される鶏肉は、皮がパリッと、身はふっくらとしていて、旅の疲れを癒やすには格別です。地元のお酒と共に、今日巡ったしまなみ海道の景色を肴にする時間は、何物にも代えがたいものです。人気店ですので、夕食時は少し早めの時間に予約するか、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

Day 2

空へ伸びる多々羅大橋と歴史の島

2日目はしまなみ海道の中盤、多々羅大橋周辺の島々を巡ります。橋のスケールを体感しつつ、歴史や文化に触れるゆったりとした行程で、瀬戸内の魅力を深掘りします。

多々羅大橋

多々羅大橋
時間帯午前(9:30〜11:00)
ジャンル観光地
評価★ 4.5(460件)・Googleマップ

2日目のハイライトは、世界最大級の斜張橋である多々羅大橋です。その姿は「多々羅鳴き龍」で知られる音響効果もさることながら、橋脚から放射状に伸びるケーブルが空へ向かうラインを描き、圧倒的な存在感を放っています。

サイクリングで橋を渡る際は、風の音と自転車のタイヤが路面を転がる音に耳を澄ませてみてください。橋の中央付近は愛媛県と広島県の県境にあたり、ここを越える瞬間はまさに旅のクライマックス。橋の上から見下ろす瀬戸内海の島々の姿は、SNSで話題になったあの絶景に通じる美しさがあります。

村上三島記念館

村上三島記念館
時間帯昼(11:00〜12:30)
ジャンル観光地
評価★ 4.1(26件)・Googleマップ

多々羅大橋を渡り、大三島に入って少し進むと、書家・村上三島の業績を称える記念館があります。静かな環境の中に建つこの施設は、文化的な刺激を求める旅人に適した場所です。

館内では、力強くも繊細な筆致の書作品を間近で見ることができます。しまなみ海道のサイクリングは体を使う旅ですが、こうした施設でゆっくりと作品と向き合う時間は、心に落ち着きを取り戻してくれます。館内の雰囲気も非常に静かで、午後の穏やかなひとときを過ごすには最適です。

大三島橋

大三島橋
時間帯昼(13:00〜14:30)
ジャンル観光地
評価★ 4.2(18件)・Googleマップ

大三島から伯方島を結ぶ、しまなみ海道で最も短い吊り橋です。他の大きな橋と比べると、どこか親しみやすく、島と島を繋ぐ架け橋としての役割をより身近に感じることができます。

この橋の魅力は、そのコンパクトさゆえに、海面との距離が近く感じられること。橋の上から眺める海の色は、時間帯によってエメラルドグリーンから深い青へと変化します。サイクリングの途中で、この橋を渡りながら「次はどこへ行こうか」と地図を広げて考えるような、自由な旅の時間を楽しんでください。

大山祇神社

大山祇神社
時間帯午後(14:30〜16:00)
ジャンル神社
住所愛媛県今治市大三島町宮浦3327

旅の締めくくりは、日本総鎮守として名高い大山祇神社です。境内には樹齢2600年を超えると言われる大楠があり、その巨大な姿は見る者を圧倒します。古くから武将たちが武運を祈った場所として知られ、宝物館には多くの重要文化財が収蔵されています。

神社の空気に触れると、旅の疲れがすっと抜けていくような不思議な感覚を覚えます。境内を歩きながら、今回のしまなみ海道の旅を振り返ってみるのも良いでしょう。帰路につく前に、この厳かな場所で深呼吸をして、また次の旅へ向かう活力を養ってください。

このコースを自分用に

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